先端医療工学研究所

2022年4月に、県立はりま姫路総合医療センター内に開設されました。医療現場と直結した利点や本学が有する自然?人文?社会科学等の知の蓄積を活用し、画期的な医 療機器やヘルスケア、看護?介護、食栄養等の研究開発に取り組むとともに、オープン 大学院教育?リカレント教育の実施、医産学連携を推進します。

研究分野紹介

医療ヘルスケア分野

目覚ましい進化を遂げる人工知能を活用した医用画像診断支援、MEMSのIoT技術によるウェアラブルセンサや看護介護支援、実験流体力学やシミュレーションに基づく人工臓器開発など、工学?理学?情報科学が有するすべての知を活用することで、画期的な医療?ヘルスケア機器の研究開発に取り組みます。特に、医療機関と直結することで、真に現場で必要とされる医療?ヘルスケア機器の研究開発、実用化に取り組んでいきます。

看護介護分野

リアルワールドデータを活用した看護ケアの質評価?改善、医療安全の質評価?改善、ICTやAIを活用した看護実践モデルの開発、医療人材育成プログラムの開発など、工学?情報科学の先端技術と医学?看護学が融合し、実践者である医療者と協働しながらヘルスケアの質の向上に資する研究に取り組んでいきます。

食栄養分野

食栄養分野では、臨床現場における食?栄養の課題を、医療スタッフと協働しながら解決につなげることを目的に様々な視点から研究を行います。網羅的解析や生体モニタリングなどの最新技術を使用したプレシジョン栄養学(個別化栄養学)による新しい栄養療法を探索します。また、食品の物性やテクスチャーを科学的に解析し、疾病予防に寄与する新しいアプローチを用いた新規食品の開発を行うとともに、咀嚼状況を評価し、咀嚼?嚥下困難者への食支援につなげます。