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GOALS

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7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

再生可能エネルギーと 地域環境の保全、 両立させるには。

環境人間学部

増原 直樹?准教授

SDGsの特徴の一つであるゴール間のシナジーやトレードオフの解明をめざし、水、エネルギー、気候変動を題材にゴール間のつながりを把握し、どのような状況でトレードオフが起きるかを研究しています。逆に、環境と経済、環境と社会といった課題解決を両立するシナジー(相乗効果)を生む政策を兵庫、京都等のフィールドで提案しています。


ペロブスカイト太陽電池と水素燃料電池の研究開発

工学研究科

伊藤省吾?教授

クリーンエネルギーへの変換を求められている人類ですが、新しい一次エネルギー源が無ければ達成できません。そしてついに,高耐久型のペロブスカイト太陽電池が完成しました(写真中に私が持っているものがそれです)。さらにそのエネルギーを使用するために、超耐久型触媒および白金フリー触媒の水素燃料電池も研究開発しております(写真右端が水素キャビネット,左端が空気ボンベです)。良い物が出来つつあります。


発展途上国における公共財蓄積の政治経済学的研究

政策科学研究所

福味 敦?教授

アジアの発展途上国、特にインドをフィールドとして、なぜ必要な公共財が適切に供給されないのか?という素朴な問題意識を出発点として研究を進めています。近年は電力インフラの州間格差に焦点を当てながら、カーストや宗教をはじめとするインドの複雑な社会構造が経済政策や公共財蓄積に及ぼす影響について研究を進めています。


台風を予測し、弱体化する

工学研究科

高垣直尚?准教授

台風は暴風?高潮?大雨により社会に甚大な被害を及ぼします。そのため、私の研究室では、日本に1台しかない台風シミュレーション水槽という超大型海洋模倣実験水槽を使用し、台風の高精度予測モデルの開発を行っています。さらに、地球温暖化の抑制のように、台風も変容させることができれば減災された社会づくりにつながりますので、この可能性も検討しています。工学技術を活用し、海洋エネルギ技術開発も行っています。


環境中の微小エネルギーを有効利用したセンサ用電源素子

工学研究科

神田 健介?准教授

身の回りにある、振動や風雨などの小さなエネルギーを有効活用する素子を開発しています。IoTセンサなどの電源素子として利用することで、電池レス、電池フリーで環境にやさしい自律システムの実現を目指しています。将来的なセンサ集積を見据え、半導体製造工程を利用したMEMS(回路と機械要素を一体集積化したマイクロシステム)として開発しています。


熱の管理と利用で省エネルギーに貢献する

工学研究科

河南 治?教授

熱はエネルギーの源でもあり、最終形態としての廃棄物でもあります。例えば、クラウド技術に必須のデータセンターでは、発熱する電子機器の冷却ために必要なエネルギーがデータセンターの全消費エネルギーの4割程度を占めています。私たちは、このような熱が関わる課題について、熱管理や熱利用の新しい技術を開発し、省エネルギーに貢献する研究を進めています。


3Dプリンターにより省資源化した顕微鏡作製

理学研究科

和達大樹?教授

従来の顕微鏡は高価かつ大規模であり、手頃な顕微測定が難しかったという面がありました。我々は3Dプリンターを用い、安価で小型化した顕微鏡を開発しています。携帯できる大きさの顕微鏡が実現し、研究や教育の現場が大きく変貌することが期待できます。特に、磁石の中の磁区構造を顕微鏡で見ることにより、磁壁の移動を利用した新しいメモリの開発などにつなげたいと思っています。


リバーシブル燃料電池の研究開発

工学研究科

嶺重 温 教授

水素エネルギーの高効率な製造、貯蔵、利用技術確立を目指し、再生可能エネルギーから得た電力で水素を生成し、電力の必要な時は水素を用いて発電のできる、一台二役のリバーシブル(可逆作動)燃料電池の研究開発を行っています。特に固体酸化物セルと呼ばれるセラミックス型の燃料電池に注目し、新規機能性材料開発などを通してエネルギー変換効率向上に向けた取り組みを実施しています。


脱炭素社会の構築を目指した包括的研究

政策科学研究所

草薙真一?教授、副学長

これまでの公益事業の理論や実践を中心とする研究に加え、現在は、脱炭素社会の構築に焦点を絞り、水素社会など今後の展望等に係る認識を深めようとしています。そのため、民間企業やシンクタンクそして他大学とのコラボレーションにより、プロジェクト型のスタイルを取りつつ研究を進めています。


珪藻の光合成で地球を救う

理学研究科

菓子野康浩?准教授

珪藻は、太陽光を使って、CO2を高付加価値有用物質やバイオ燃料にもなる油脂に変換し、また養殖用餌料としても価値が高い。珪藻の分子育種とともに、野生株の低コスト安定高密度大量培養技術を確立することにより、健康や美容産業等での有用物質の利用、バイオ燃料、養殖用餌料への利用等への展開を念頭に社会実装を目指しています。


その他のゴールの取り組みは、研究取り組み一覧でもご覧頂けます